CNG車(圧縮天然ガス車)とは
 
CNGとは Compressed Natural Gasの略で圧縮天然ガスのことです。
天然ガスは、化石燃料の中でCO2の排気量が最も少なく、また煤塵、SOxの排出もほとんどなく、燃料制御性の良さによりNOx低減も行いやすいクリーンなエネルギーです
 
黒煙(粒子物質)はまったく排出されません。
酸性雨の原因となるSOx(イオウ酸化物)の排出量はほとんどありません。
光化学スモッグの原因となるNOx(窒素酸化物)の排出量が低く抑えられています。
地球温暖化の原因となるCO2(二酸化炭素)の発生量はガソリン車の約7割です。

以上の特徴があり、フォークリフト、乗用車、バス、トラックまで幅広く実用化されています。

つまり、CNG車はぜんそくなどの健康被害を及ぼすとされる物質の排出も抑えることができるので、体に優しいことはもちろん、地球環境にも配慮した車といえます。

また、原料としている天然ガスは世界中で採掘可能なため、中東依存度の高い石油と比べ、エネルギー政策上の利点も大きいとされます。
 
ただ、従来のディーゼル車にくらべ割高であることや、供給設備を備えた施設が少ないことなどの壁はありますが、広島運輸は環境への配慮は無視できるものではないと考え、導入を進めております。